「豊かさが必然的にもたらすはずの落ちついた安堵の情感や人生を味わうゆとりは、どこへいってしまったのでしょう。
本能的に自然に湧き出るはずの他者への思いやりや共感などは、金持ち日本の社会から日に日に姿を消していくように思えてなりません。」
・・・彼女は豊かさへの道を踏み間違えた日本を指摘しています。
また『国民生活白書』(平成2年版)を見ると・・・
最近の国民生活の状態は私的消費水準の充実に比較して、社会的消費水準がやや立ち遅れている面があることを指摘しています。
具体的には中高年齢者の老後の不安、大都市圏における住宅問題や住環境の貧しさ、都市環境問題など多くの問題があります。
こうした問題解決のために、日本の高い貯蓄率をどのように使っていくか問題提起をしています。
豊かさをめぐって代表的な視点を紹介してきましたが、これからの豊かさとはいったい何でしょうか。
・・・ここ10年、時代の流れは物の豊かさから心の豊かさつまり精神的な充足感へと変わりつつあります。