日本は『経済大国』と呼ばれ、各種の統計を持ち出すまでもなくカネとモノは豊富です。
『貧乏物語』の世界とは隔世のへだたりがあります。
これに対し埼玉大学のある女性教授は『豊かさとは何か』と題する書物のなかで・・・
「日本の豊かさが、実は根のない表面的な豊かさにすぎず、板子一枚下には地獄が口を開けており、砂上の楼閣のようなもろさに支えられたぜいたくが崩れ去る予感を多くの日本人が心中ひそかに感じているのではないかと思われてなりません。
たとえば、もし寝たきり老人になったら・・・、
もし収入が減って住宅ローンが払えなくなったら・・・、
もし幼い子を抱えて夫と離死別したら・・・、などと。
いざとなっても、誰からも助けてもらえない不安と、ひとなみから排除されてしまう不安とで、強迫神経症のように、はてしない飢餓感に迫られる日本人は、もっともっとカネを貯めつづけていくのではないかと、私には思われてなりません。
企業が投資のために投資をするのは、限りない自己増殖をつづけることが目的である資本にとっては、当然な行為とも言えます。」
・・・とおっしゃられています。
『貧乏物語』の世界とは隔世のへだたりがあります。
これに対し埼玉大学のある女性教授は『豊かさとは何か』と題する書物のなかで・・・
「日本の豊かさが、実は根のない表面的な豊かさにすぎず、板子一枚下には地獄が口を開けており、砂上の楼閣のようなもろさに支えられたぜいたくが崩れ去る予感を多くの日本人が心中ひそかに感じているのではないかと思われてなりません。
たとえば、もし寝たきり老人になったら・・・、
もし収入が減って住宅ローンが払えなくなったら・・・、
もし幼い子を抱えて夫と離死別したら・・・、などと。
いざとなっても、誰からも助けてもらえない不安と、ひとなみから排除されてしまう不安とで、強迫神経症のように、はてしない飢餓感に迫られる日本人は、もっともっとカネを貯めつづけていくのではないかと、私には思われてなりません。
企業が投資のために投資をするのは、限りない自己増殖をつづけることが目的である資本にとっては、当然な行為とも言えます。」
・・・とおっしゃられています。